電気自動車メーカー比較

トヨタ自動車の電気自動車の車種や取り組み

1997年1月、トヨタは「トヨタ エコプロジェクト」の推進を宣言している。
この中で、CO2排出削減という世界的な課題への取り組みとして、従来車の燃費2倍を目標とするハイブリッド車の開発を進めた。
同年3月、「トヨタハイブリッドシステム(THS)」の完成を発表した。これは、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせた動力源であり、電気自動車と同じく外部充電を必要としない、従来のガソリンの2倍の燃費達成が可能なシステムとしました。
THSは、1997年12月発売の世界初の量産ハイブリッド乗用車プリウスに搭載されている。このプリウスは高い評価を獲得し、世界累計販売台数10万台を超えた。さらに、エコロジーを最優先したTHSの成果を発展させ、エコとパワーを両立する「トヨタハイブリッドシステム THSII 」を開発した。

2002年12月には、水素による燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV(Fuel Cell Hybrid Vehicle)」を日米で限定発売開始している。
トヨタFCHVは高圧水素を燃料とした燃料電池ハイブリッド車で、「究極のエコカーにいちばん近いクルマ」とまで宣言したのである。

□発表している車種
>>FT-EV II

モビリティの用途や利用するエネルギーの特性・供給インフラの整備状況に応じ、最適なモビリティを効率的に使い分け、EVが普及するであろう未来のモビリティ社会を想定し、使い勝手の良いパッケージを特徴とした近距離移動用の小型EVをコンセプトとして発表している。

>>RAV4 EV

これは北米での販売基準を満たすべく生まれた電気自動車である。
コンパクトSUVのRAV4を基本に、50kW出力モーターを搭載した電気自動車であり、走行時の騒音や振動はほとんどない。
きっかけは2003年にカリフォルニアで施行される法律の基準を満たす目的だった。
最高速度は125km/hであり、1度の充電で継続走行距離は120~150kmとなっている。