電気自動車メーカー比較

ホンダ自動車の電気自動車の車種や取り組み、開発状況

2005年5月に「ハイブリッド車 世界販売10万台達成」というニュースリリースをし、2005年7月には新しいHondaハイブリッドシステム「3ステージ i-VTEC+IMA」新開発のニュースも発表した。
新Hondaハイブリッドシステムでは、エンジンの知能化制御、IMAシステム高効率化により、走行性能、燃費とも従来より大きく進化させたシステムとして完成した。

ホンダは、燃料電池に関しては1980年代から研究を開始し、1999年以降、ホンダ製の燃料電池「スタック」を実車に搭載し走行実験を行ってきている。2003年9月には、次世代型燃料電池スタック「Honda FC STACK」を開発・発表し、公道走行テストを実施した。
「Honda FC STACK」は部品点数を従来型の約半数にまで削減し、出力密度に関しては従来型から2倍以上に向上させ、世界トップレベルの高性能を実現した。

また、ホンダは燃料電池車用水素製造・供給ステーションの実験も行っている。
2001年に「太陽電池式水電解型水素ステーション」の実験を開始し、2003年には米国研究所で、プラグパワー社と共同で、「ホーム・エネルギー・ステーション」の実験も新たに稼働させている。このステーションシステムでは、数分で燃料電池車のFCXシリーズを満タン可能になっており、熱と電力も供給できるようになっている。

□発表している車種
>>EV-N

ホンダ4輪の元祖であるN360のオマージュ的コンセプトモデル。
親しみを感じさせるシンプルなデザインで、時代に則したEV(電気自動車)のクリーン性能を追求ているコンパクトシティタイプ。3mを切る全長と必要十分な居住空間とを効率的にパッケージ化させている。

>>EV Plus

4人乗りハッチバックボディタイプ。
ニッケル水素電池を使用しており。GMのEV1と同様にカリフォルニア大気資源委員会のゼロエミッション車の普及プログラムに対応するべく開発が行われた。約300台の生産が計画され、アメリカのカリフォルニア州で主にリース販売され、数は少ないがニューヨーク州、日本、スイスでも少数リース販売が行われた。